“抱え上げない介護”学ぶ勉強会 介護職員の腰痛防止を

介護職員の腰痛を防ぐため、お年寄りを抱え上げない介護の手法を学ぶ勉強会が15日、大分市で開かれました。

この勉強会は、お年寄りを抱え上げずに介護する「ノーリフティングケア」の手法について知ってもらおうと、県社会福祉協議会が大分市で開いたもので、県内の高齢者施設の施設長など100人余りが参加しました。

この中で、ノーリフティングケアに詳しい専門家が講演し、お年寄りをベッドから車いすに移す際に使うリフト式の補助器具などについて紹介しました。

その上で、こうした器具をどのような場面で使うのか職場で事前に決めておく必要性を強調していました。

お年寄りを抱え上げる従来の介護は職員の腰に負担がかかって腰痛のリスクが高まるため、国や県はノーリフティングケアを推進しています。

導入が進んでいけば、慢性的な人手不足に悩む介護や医療の現場で腰痛を理由とした職員の離職を減らす効果も期待されています。

講演した一般社団法人「ナチュラルハートフルケアネットワーク」の下元佳子代表理事は「抱え上げない介護はお年寄りの転倒リスクも減らせることから、介護する側とされる側の双方にとって利点がある。積極的に導入してほしい」と話していました。