“1階から2階へ” 日田市の高齢者施設で「垂直避難」訓練

本格的な大雨シーズンに備えようと、川の近くにある日田市の高齢者施設では、入所者を2階に避難させる「垂直避難」の訓練が行われました。

この訓練は、おととし夏の記録的豪雨の際、日田市の高齢者施設が大規模な土砂崩れに見舞われながらも、早めの避難により人的被害が出なかったことをきっかけに、県内各地で行われています。

7日は、日田市の三隈川の近くにある養護老人ホーム「日田延寿寮」で入所者や職員などおよそ80人が参加して訓練が行われました。

施設は洪水の浸水想定区域内にあり、参加者が取り組んだのは、大雨を想定して1階から2階へ避難する「垂直避難」です。

職員たちは、1階で生活している車いすのお年寄りなどおよそ20人をエレベーターに乗せて2階の空いている個室やリハビリ用の部屋に避難させていました。

この施設では、過去に「垂直避難」を何度も経験していて、開始からおよそ15分で避難を終えていました。

「日田延寿寮」の宮崎サチ代施設長は「今後も早期の避難を心がけるとともに訓練を繰り返して手順を体に染みこませたい」と話していました。

同様の訓練は今年度さらに9つの施設で行われる予定です。