県内の3信組正式合併 新「はばたき信用組合」スタート
県内の3つの信用組合が20日、正式に合併して新しい「はばたき信用組合」としてスタートしました。
預金残高で県内3番目、貸出残高では県内2番目の規模となり、経営基盤を固めるとともに中小企業への支援を強化していく考えです。
正式に合併したのは新潟市に本店がある「はばたき信用組合」と三条市に本店がある「三條信用組合」、それに「新潟鉄道信用組合」の3つの信用組合で20日、新しい「はばたき信用組合」としてスタートしました。
これを記念して新潟市江南区の本店で式典が開かれ、「はばたき信用組合」の赤塚義※ヒロ副理事長が「3組合の営業基盤と経営資源を統合することで、地域金融機関としての総合力をいっそう強化し、利便性の向上に寄与したい」とあいさつしました。
この合併により、県内の信用組合では、ことし3月期で預金残高は1629億円余りで3番目、貸し出し残高は881億円余りで2番目の規模となり、経営基盤を固めるとともに、得意分野が異なるそれぞれのノウハウを生かし、新型コロナの影響を受けた中小企業への支援を強化していく考えです。
また、これにあわせて「はばたき信用組合」の江南区の新しい本店もオープンし、新潟市に7店舗、三条市に6店舗、五泉市と阿賀野市に2店舗など合わせて18店舗を有する組合になるということです。
赤塚副理事長は「合併を機に地域も拡大し、よりいっそうの地域のための貢献、特にコロナ禍で疲弊している事業者の応援をしていきたい」と話していました。
※「ヒロ」は「まだれ」の中が「黄」