燕市と弥彦村 外国人観光客誘致「メタバース」活用し情報発信
新型コロナウイルスの水際対策が緩和され、外国人観光客の増加が期待されるなかで、燕市と弥彦村の観光情報をインターネット上の仮想空間「メタバース」を活用して発信する取り組みが始まりました。
これは、国土交通省北陸信越運輸局が外国人観光客の誘致につなげようと今月末まで燕市と弥彦村で試験的に行う取り組みです。
メタバースはインターネット上の立体的な仮想空間のなかで利用者が分身のアバターを通じて交流に活用するもので、このメタバースを使って観光情報を発信し、外国人観光客の誘致を進めることになりました。
具体的には、アバターが特設の仮想空間を歩き回り、燕市の金属加工メーカーについて紹介動画を確認したり、360度の映像で再現された彌彦神社を見たりするなど観光を疑似体験できます。
さらに国土交通省や燕市などはメタバースで台湾の旅行会社と商談を行うなど外国人観光客の誘致を促進したい考えです。
体験した燕市の鈴木市長は「手っ取り早く地域の魅力を知ってもらう有効なやり方だと思う。デジタル社会に対応していろいろなお客さんを獲得していきたい」と話していました。