新潟市と聖籠町 鳥インフル ほかの野鳥に異常は確認されず
先月、新潟市と聖籠町で致死率の高い高病原性の鳥インフルエンザが相次いで確認されたことについて、県はそれぞれの半径10キロ圏内で調査した結果、ほかの野鳥に異常は確認されなかったと発表しました。
県内では先月、新潟市北区でハヤブサから、聖籠町でノスリから致死率の高い「H5亜型」の高病原性鳥インフルエンザが確認されています。
これを受けて県は、それぞれ半径10キロ圏内を「野鳥監視重点区域」に指定し、新潟市北区では先月24日からの3日間、聖籠町では今月8日からの3日間、渡り鳥が飛来する場所などそれぞれ20か所で野鳥に異常がないか調査を行いました。
県は14日、調査の結果を発表し、それによりますと野鳥が大量に死ぬなどの異常は確認されなかったということです。
「野鳥監視重点区域」の指定は今月18日までで、今後このまま異常が確認されなければ、指定は解除されます。
県は、死んだ鳥を見つけたら触らず情報提供するよう呼びかけるとともに、ことし岡山県や北海道などの養鶏場で高病原性の鳥インフルエンザが確認されていることから、養鶏場の管理者に対して野鳥の侵入防止や消毒などの対策を徹底するよう呼びかけています。