奈良市が石川県七尾市に職員派遣 支援物資の仕分けなど

奈良市は、能登半島地震で被害を受けた石川県七尾市で支援物資の仕分けや避難所の運営などの業務に携わる職員を派遣することになり、10日、出発式が開かれました。

石川県七尾市に派遣されたのは、市の秘書広報課や資産管理課の職員らあわせて10人で、10日、市役所で出発式が行われ、代表が決意を述べたあと、3台の車に分かれて七尾市に向けて出発しました。
市によりますと、派遣された職員は各地から送られてきた支援物資の仕分けや避難所の運営などの業務にあたるということです。
派遣される保健予防課の男性職員は「微力ですが、少しでも被災者のお手伝いができるように頑張りたい」と話していました。
奈良市では、今後、被災地の状況を見ながら職員の追加派遣を検討していきたいとしています。
一方、奈良県は11日、知事をトップとした「被災地支援対策本部」の初会合を県庁で開くほか、石川県穴水町に新たに職員5人を派遣することにしています。
派遣される5人は被災した住宅を訪れ、被害状況を聞き取るなどの調査を行い、り災証明書の発行につなげる業務にあたることになっています。