平群町 建設中断の大規模太陽光発電所 県が計画認可

設計内容に誤りがあり平群町で建設が中断されている大規模太陽光発電所、メガソーラーについて、業者が修正した新たな計画を先月(2月)、県が認可したことが分かりました。

平群町のメガソーラーをめぐっては東京の業者が山林を切り開き、およそ5万3000枚のソーラーパネルを設置する計画で建設を進めていましたが、県は設計内容に誤りがあったとしておととし(令和3年)6月から工事を停止させています。
これを受けて業者側は、建設地の傾斜や安全対策などを修正した新たな計画を県に申請し去年12月の審議会で了承されました。
県の森と人の共生推進課によりますと業者の新たな計画について「審議会で了承され、安全性もあらためて確認したが問題ない」として先月(2月)24日付けで認可したということです。
これに対し、計画に反対をしている平群メガソーラーを考える会の須藤啓二 代表世話人は「業者の計画では大雨が降った際に、建設予定地の下流にある住宅街などに土砂災害を引き起こすおそれがある。県の認可の取り消しを求める行政訴訟を起こすため準備を進めていく」と話しています。