大和高田市役所 窓口を案内してくれるロボット登場
年度末で転入転出の手続きなどで混雑する市役所業務の効率化につなげようと、大和高田市役所に窓口の場所を案内してくれるロボットが登場しました。
大和高田市役所の1階ロビーに入ると高さ25センチほどの小さなロボットが訪れた人たちを出迎えます。
ロボットは人と会話ができるタイプで、システム開発を手がける大阪市の企業と大和高田市が性能や利便性などを検証する実証実験として今月から設置しています。
ロボットに向かって用件や行きたい窓口の名前を言うと、後ろに置かれたディスプレイに現在地から窓口までの案内図が表示され、音声でもどのように行けばいいか教えてくれます。
2日も訪れた人たちがさっそく利用していて、70代の女性は、「混雑していると職員に聞くのは気が引けるので、ロボットに聞けるのはいいと思う」と話していました。
市によりますと、年度末のこの時期は転入・転出の手続きが増えるほか確定申告とも重なるため、例年、窓口が混雑するということで、ロボットを活用して業務の効率化につなげたいとしています。
大和高田市企画創生課の奥康弘 課長は、「限られた人員の中でよりよい市民サービスを提供していくためには、こうしたロボットの活用が必要になってくる」と話していました。
このロボットは、今月(3月)末まで設置されています。