奈良県内 少なくとも6市でワクチン約2万回分廃棄の見通し

使用期限が切れた新型コロナワクチンの廃棄が全国で相次いでいる問題について、NHKが県内12の市に取材したところ、少なくとも6つの市で、あわせておよそ2万回分のワクチンが廃棄される見通しであることがわかりました。

NHKが県内12の市に新型コロナワクチンの状況を確認したところ、▼大和高田市、▼天理市、▼橿原市、▼桜井市、▼五條市、▼生駒市の少なくとも6つの市で、今月末までに使用期限を迎えるワクチン、あわせておよそ2万回分が廃棄される見通しであることがわかりました。
また、香芝市と宇陀市も使用状況しだいで、今後、廃棄を検討する可能性があるということです。
廃棄を余儀なくされている各自治体からは、「3回目の接種や若い人を対象にした接種が当初想定していたよりも進んでいない」といった声や、「ファイザーのほうに予約が集中し、モデルナが余る傾向にある」などの声があがっています。
一方、今後も廃棄の予定がないとこたえた自治体のうち、大和郡山市では、かかりつけ医などと協力し、個別接種でもモデルナのワクチンを積極的に使ったことで、ワクチンを使い切るめどがたったということです。
各自治体では、県やほかの自治体に余ったワクチンを提供したり、予約がなくてもワクチンが接種できる体制を整えたりして、廃棄となるワクチンを減らそうとしています。