明治から昭和初期の「からゆきさん」の朗読劇 南島原市

明治から昭和初期にかけて、東南アジアなどに働きに出た「からゆきさん」と呼ばれる女性たちをテーマにした朗読劇が南島原市で行われました。

「からゆきさん」は、明治から昭和初期にかけて、しょう婦として東南アジアなどに働きに出た女性たちのことで、島原半島からも数多くの女性が海を渡りました。

この地元の歴史を後世に伝えようと30日、「からゆきさん」をテーマとした朗読劇が南島原市で開かれました。

劇は、60年余り前に行われた女性へのインタビューをもとに再現されたもので、「外国で働けば高い賃金がもらえる」と銭湯で誘われる場面や、渡航先での過酷な状況などが表現され、訪れた人たちは真剣な表情で聞き入っていました。

80代の女性は「きょうの劇で詳細を初めて知った。同性として心が締め付けられた」と話していました。

演出などを担当した内嶋善之助さんは「インタビューを受けた女性は自ら望んで話をしたと聞いている。きっと広く知って欲しかったんだと思う。インタビューの資料を受け継いだ者の使命として語り継ぎたい」と話していました。