今年度で閉校になる小学校で最後の卒業式 新上五島町

今月いっぱいで閉校となる新上五島町の今里小学校で最後の卒業式が行われました。

新上五島町の今里小学校は明治7年、別の小学校の分校として開校し最盛期はおよそ280人の児童がいましたが、過疎化により児童数が減少し、今年度で閉校となります。

最後の卒業式では6年生3人が式に臨み、壇上にあがって花田直樹校長から卒業証書を受け取り将来の夢や中学生に向けた決意を述べました。

続いて花田校長が「伝統のバトンを無事にみんなでゴールまで運ぶことができたことを誇りに思います。このゴールが未来に向かって今里っ子たちの新しいスタートです」と激励しました。

式では卒業生と在校生が閉校となる校舎での思い出を語り合い最後に全員で校歌を斉唱しました。

今里小学校は149年の学びやの歴史に幕を閉じ、来年度からは青方小学校に統合されます。

卒業生のひとりの福永辰海さんは「あっという間に卒業を迎えた気がします。閉校になってさみしいです」と話していました。