平戸市 来月から保育料無償化へ 所得額などにかかわらず

平戸市は子育て世帯の負担軽減のため、来月から世帯の所得額や子どもの数にかかわらず、0歳から2歳までの保育料を無償化する方針を決めました。
県内の市と町でこうした無償化措置を打ち出すのは、小値賀町に続いて2例目です。

平戸市はこれまで、住民税の非課税世帯や第3子以降を対象に、0歳から2歳までの保育料を無償化としていましたが、ことし4月からは、世帯の所得額や子どもの数にかかわらず無償化する方針を決めました。

3歳から5歳までの子どもの保育料は国が無償化としているため、平戸市ではすべての子どもの保育料が無償化されます。

県こども未来課によりますと、県内の市と町でこうした無償化措置を打ち出すのは、小値賀町に続いて2例目です。

また、平戸市では、新たに保育施設を利用せず家庭で保育をする場合、満1歳以上の未就学児1人あたり月額で5千円を給付する方針です。

平戸市は、こうした補助事業を盛り込んだ新年度・令和5年度の当初予算案として提出しています。

平戸市こども未来課は「子育ての経済的な負担は大きく、市として負担の解消を進めていきたい。子育て世帯に選ばれるまちにしていきたい」としています。