平戸市のホテルで70人が食中毒 2日間の営業停止処分に
今月、平戸市のホテルのレストランで食事をした70人が下痢やおう吐などの症状を訴え、ノロウイルスが検出されました。
県は食中毒と断定し、このホテルを23日から2日間の営業停止の処分にしました。
営業停止の処分を受けたのは、平戸市大久保町のホテル、「国際観光ホテル旗松亭」です。
長崎県によりますと、今月18日と19日にホテルのレストランで食事をした1歳から98歳までの70人が、下痢やおう吐などの症状を訴えました。
このうち11人は病院で受診し、1人は入院したものの、いずれも快方に向かっているということです。
保健所が調査した結果、症状を訴えた人は、いずれもこのレストランで食事をしていてノロウイルスも検出されたということです。
このため、保健所はこのレストランでの食事を原因として食中毒が起きたと断定し、23日から2日間、このレストランを含むホテルを営業停止の処分にしました。
県によりますと、ことしに入ってから23日までに県内で食中毒の症状を訴えた人はあわせて103人にのぼり、去年1年間の29人をすでに大幅に上回っています。
県生活衛生課は、「新型コロナの行動制限がなくなり、会食の機会が増えている。調理を行う前は、せっけんで入念な手洗いをお願いします」と注意を呼びかけています。