ぶどう食い荒らすクマ 予定を早め残りを収穫 長野 坂城町

ぶどう食い荒らすクマ 予定を早め残りを収穫 長野 坂城町

坂城町のぶどう畑で、クマが高級ぶどうを食い荒らす被害があり、この農家は、13日予定を早めて残りのぶどうの収穫を行いました。

クマの被害にあったのは、坂城町の北村智香さんが所有する山あいのぶどう畑です。
北村さんが今月10日の午後0時半ごろに撮影した動画には、成獣とみられるツキノワグマ1頭が長野県特産の高級ぶどう「ナガノパープル」をもぎ取り、その場で食べる様子が写されています。
北村さんによりますと、クマがぶどう畑に現れるようになったのは先月末ごろからで、侵入を防ぐための金網が複数箇所、壊されています。
北村さんの山あいの畑では、「ナガノパープル」や「シャインマスカット」などおよそ1万房の収穫が見込まれていましたが、すでに4割近くがクマの被害にあい、被害額は数百万円に上るということです。
ぶどうの収穫は、来月にかけて行われる予定でしたが、北村さんはきょう、クマが出没した畑でこれ以上の被害を防ぐため急きょ、残りのぶどうの収穫を行いました。
北村さんは、「クマを見て怖いと思いましたし動画を撮っているときは怒りも感じました。昼間もクマが出てくるので作業に注意が必要で、出荷にも大きな影響があります」と話していました。
今回の被害を受けて、北村さんの畑の周辺には罠が設置されたほか、県のクマ対策員を務める後藤光章さんや地元の猟友会が見回りを続けています。
後藤さんは、「ここまで甚大な被害は見たことがない」としたうえで、「例年この時期はどんぐりなどがなり始めてクマの食害はそこまで出ないのですが、山の食べ物が少ないのかもしれません。ぶどうは価値が高いので、電気柵で守ることも対策のひとつです」と話していました。