上田市の「美味だれ焼き鳥」文化庁認定の100年フードに
上田市の「美味(おい)だれ焼き鳥」が、文化庁が認定する「100年フード」に今月選ばれ、市内の焼き鳥店などで作る委員会のメンバーが市長に認定を報告しました。
「100年フード」は、地域で愛されてきた食文化を継承していこうと、文化庁が昨年度から認定を始めたもので、今年度、県内では上田市の「美味だれ焼き鳥」と佐久市の「矢島凍み豆腐」が今月、認定されました。
27日は上田市内で「美味だれ焼き鳥」を提供している店や地元の有志で作る「美味だれで委員会」が市役所を訪れ、土屋陽一市長に認定を報告しました。
「美味だれ焼き鳥」はすりおろしたニンニクが入ったしょうゆベースのたれをかけて食べます。
委員会によりますと、この食べ方は上田市内の焼き鳥店で昭和30年代に考案され、現在、上田地域の60ほどの店で提供されているということです。
また、27日は市長への報告のあと、委員会のメンバーが考案した店を訪れ感謝状を贈りました。
委員会の池松勇樹事業部長は「認定を受けてうれしい。これからも地域の食文化として、美味だれ焼き鳥を盛り上げていきたい」と話していました。