職員の採用は「最速最先端」塩尻市が就職説明会
全国的に地方公務員の受験者が減少傾向となる中、塩尻市は人材を確保しようと「日本最速最先端」を掲げて募集開始の時期を早めるなどしています。
16日、塩尻市役所で開かれた就職説明会には大学生などおよそ40人が参加し、採用担当者が自己PRの1分動画を事前に提出してもらうことなどを説明していました。
市では「日本最速最先端」の市役所採用試験を掲げ、募集の開始を通常の自治体よりも早めて、去年は4月からことしは3月からそれぞれ始め、適性検査をマークシートではなく提出してもらった自己PR動画をAIで分析する形式に変え、人材を確保しようと取り組んでいます。
県内77市町村のうち、おととしの受験者数が前の年より減ったのはおよそ6割にあたる46市町村に上り、長野市と安曇野市、それに長野県は去年の受験者数も前の年と比べて減っている一方で、塩尻市の去年の受験者数は前の年と同じ人数を維持したということです。
参加した女子大学生は「早く内定が決まるので安心感があると思います」と話していました。
塩尻市総務人事課の天野国幸主任は「去年、県内全体で受験者を減らした中で、同じ受験者数を維持できたので、一定の効果があったと思う」と手応えを述べていました。