富士見町に住むトルコ出身男性 母国の料理販売し被災地へ寄付
トルコ南部で発生したマグニチュード7.8の大地震から6日で1か月となります。
富士見町で暮らすトルコ出身の男性は被災地を支援しようと、キッチンカーで郷土料理のケバブなどを販売し、売り上げの半分を被災地に寄付する活動に取り組んでいます。
キッチンカーでの販売を始めたのは、富士見町に住むオズデミル・イムランさんです。
イムランさんは、松川村出身の女性と結婚したことをきっかけに19年前に来日し、ふだんはオリーブやオリーブオイルなどの輸入販売を手がけています。
今回の地震では、震源地に近いマラティア県に暮らすイムランさんの母親と妹が被災しました。
イムランさんは遠く離れた日本でも母国を支援できないかと考え、先月23日からキッチンカーでケバブサンドやトルコアイスなどを販売し、売り上げの半分を駐日トルコ大使館を通じて寄付する活動に取り組んでいます。
イムランさんは「キッチンカーで販売をしていると、おつりはいらないとか、支援金を渡してくれる人もいて感謝しています」と話していました。
山梨県から訪れ、多くの商品を購入した女性は「トルコのニュースを見るたびに心が痛んでいました。私たちは買うことしかできないですが、早く復興してほしい」と話していました。
イムランさんは今後も週末を中心にキッチンカーでの販売を続けることにしています。