高齢者向けの電動車いす講習会 青木村
高齢者に電動車いすの安全な乗り方について知ってもらおうという講習会が、青木村で開かれました。
この講習会は上田交通安全協会などが開き、すでに電動車いすに乗っていたり、これから購入を検討したりしている地元の高齢者およそ10人が参加しました。
参加者たちは、はじめに、青木村文化会館の駐車場で、講師を務める警察官やメーカーの担当者から、電源の入れ方やハンドルの握り方など基本的な操作を教わりました。
そして、駐車場に設けられたコースを実際に運転し、講師らからアドバイスを受けながら、方向転換やスピードのコントロールはあわてずにゆっくりと行うことや、道路の中央を走行しないようにするといった、安全運転のための注意点を確認していました。
講師を務めたメーカーの担当者によりますと、電動車いすは、免許証を返納した高齢者が新たな交通手段として利用することが多い一方で、全国では転倒や衝突による事故も発生しているということです。
参加した90代の男性は「運転免許を返納してから電動車いすを使っています。講習に参加して事故を起こさないように気をつけようと思いました」と話していました。
上田交通安全協会青木部会の堀内清部会長は「事故を起こさないためにも電動車いすの注意点を理解したうえで利用してほしい」と話していました。