半導体製造装置大手の「東京エレクトロン」が奥州市に工場増設

半導体製造装置・大手の東京エレクトロンは、奥州市江刺に工場を増設し、従業員およそ900人のうち、半分を地元などで採用すると発表しました。

東京エレクトロンによりますと、新しい工場は、延べ床面積5万7000平方メートルの2階建てで、現在、奥州市江刺に6棟ある工場の1キロほど北に建設します。

建設費用は220億円で、来年春に着工し、再来年秋に完成する予定です。

「東北生産・物流センター」として、装置の製造のほか、物流倉庫としても使われるということで、工場の増設により、県内での生産は1.5倍に増強される見込みです。

また従業員およそ900人のうち半分を地元などで採用するとしています。

東京エレクトロンは「半導体市場のさらなる拡大が予想される中、この工場の増設で中長期における持続的な成長と社会の発展に貢献するとともに、岩手県での雇用の創出にも貢献していきたい」としています。

奥州市企業振興課は「世界のトップメーカーが市内でさらに拡張されるのは大変ありがたいです。これを機に地元からも、市外からも勤める方たちに奥州市に住んでいただけるような施策を進めていきたい」としています。