西和賀町の国道107号線で地滑り対策工事終了 住民の見学会
西和賀町の国道107号線で見つかった地滑りの対策工事が終わり、地元住民を集めた見学会が行われました。
見学会は、工事を行ってきた国土交通省の湯田ダム管理支所が開き、地元・天ヶ瀬地区の住民が参加しました。
西和賀町の国道107号線ではおととし5月、道路ののり面に地滑りによる亀裂が確認され、国土交通省が道路の下側に盛り土をする対策工事を行い、今月9日に完了しました。
107号線は南側にあるダム湖「錦秋湖」を渡って地滑りの現場をう回するルートに変わり、去年11月に通行が始まっています。
16日の見学会では湯田ダム管理支所の福士高義支所長が現場を案内し、住民たちに工事の内容について説明しました。
説明を聞いた76歳の女性は「毎日のように工事を見てきましたが、やっと工事が終わり安心して暮らすことができるのでよかったです」と話していました。
また、76歳の男性は「長い期間、工事に携わった方々に感謝したいです。万が一、土砂が崩れても住んでいる地域が浸水しないと思うと安心です」と話していました。
湯田ダム管理支所の福士高義支所長は「工事が完成したことで地域の皆さんに安心・安全を届けられたと思います。地滑りが収束したわけではないので、これからも計測を続けながら対策をしていきたい」と話していました。