久慈市の新年度当初予算案 子育て支援や防災・減災対策に重点
久慈市は新年度当初予算案に子育て支援や防災・減災対策としての事業費を盛り込みました。
久慈市の新年度の当初予算案は、一般会計の総額で199億8300万円となり、市長選挙後の去年6月に組まれた補正予算を加えた予算総額と比べると、21億239万円、率にして9.5パーセント減りました。
いつまでも住み続けたいと思うまちづくりを重点戦略に掲げ、物価の高騰が続くなか、子育て支援として学校の給食費の補てんも含めた給食センターの管理費に、4億2300万円余りを盛り込みました。
また去年、県が発表した日本海溝の巨大地震による津波の被害想定で、沿岸市町村で最多の死者が出るとされたたため、防災・減災対策として市役所に「防災対策官」を新たに配置し、地域の防災力強化を図る事業に4600万円余りを、「防災士」の資格を持つ市民を養成する事業に200万円余りが計上されています。
このほか、観光振興として、来月開業する予定の「道の駅いわて北三陸」の指定管理費などとしておよそ4500万円が計上されています。
久慈市の新年度予算案は市議会で今月22日に採決される見通しです。