金ケ崎町の養鶏場で鳥インフルエンザ発生の疑い

金ケ崎町の養鶏場から「ニワトリが相次いで死んでいる」という連絡があり、県が簡易検査したところ、鳥インフルエンザの疑いがあることがわかりました。
県は、高病原性の鳥インフルエンザかどうか遺伝子検査を行っていて、14日午前には結果が判明するということです。

岩手県によりますと、金ケ崎町の養鶏場から「今月6日からニワトリが相次いで死んでいる」と、連絡が13日になって入りました。

県が、死んだ13羽について簡易検査を行ったところ、10羽から鳥インフルエンザの疑いを示す反応が出たということです。

県は現在、高病原性の鳥インフルエンザかどうか調べる遺伝子検査を行っていて、14日午前9時ごろには結果が判明する見込みです。

県によりますと、この養鶏場は8万4千羽のニワトリを飼育していて、県はこの養鶏場に対し、ニワトリや卵の移動の自粛などを求めています。

遺伝子検査の結果、高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出された場合、この養鶏場のすべてのニワトリを処分するなど感染の拡大を防ぐ措置が取られることになります。

県は14日午前9時から対策本部会議を開き、今後の対応などを確認することにしています。

岩手県内では去年、久慈市の養鶏場と一関市の飼育施設で高病原性の鳥インフルエンザが確認され、処分などの防疫措置がとられました。

農林水産省は、全国各地で鳥インフルエンザが発生するリスクが高まっているとして、養鶏場などに対して消毒の実施など対策の徹底を呼びかけています。