大槌町 海に向かい手を合わせ犠牲者を追悼する人の姿も
大槌町吉里吉里地区では、海沿いを散歩する人が、海に向かって手を合わせる姿がありました。
この地区に住む山崎テミ子さん(80)は、自宅が高台にあるため無事でしたが、津波の犠牲になった同級生の行方がいまもわかっていません。
毎朝、海沿いの散歩が日課で、11日朝は、近所の子どもと一緒に海まで歩いていって、海に向かって手を合わせて追悼の気持ちを捧げていました。
山崎さんは「海を見ると今でも悲しい気持ちになります。それでも思い出してこれからも津波は起きるんだと自覚して、子どもたちに伝えていかなくてはいけないと思います」と話していました。