久慈市夏井町の海岸 警察が行方不明者の捜索
東日本大震災の発生から11日で12年です。
久慈市では10日警察が、行方が分からない人の捜索活動を行いました。
久慈市夏井町の海岸には、警察官と警察OBのあわせて13人が集まり、初めに海に向かって黙とうをささげて、犠牲者を悼みました。
そして、熊手などを使って海岸の砂利を掘り起こしながら、いまも行方がわからなくなっている2人の手がかりを探していました。
岩手県によりますと、東日本大震災で県内では震災関連死を含めて5145人が犠牲となり、今も1110人が行方不明となっています。
震災当時、小学2年生だった久慈警察署の千田海渡巡査は「震災当日、学校での授業中に強い揺れを感じたときのことはいまでも鮮明に覚えています。少しでも行方不明者が見つかるよう全力を注ぎたいです」と話していました。