二戸市の新年度予算案 漆産業の支援や子育て対策など計上

二戸市の新年度の当初予算案は一般会計の総額で160億円余りとなり、地元で盛んな漆産業の支援や子育て対策などが盛り込まれました。

二戸市の新年度の当初予算案は、一般会計の総額で160億3000万円となり、今年度の当初予算を2億5000万円、率にして1.6%上回っています。

主な事業としては、国内での生産の7割以上を占める漆の効率的な原木の活用や、苗木生産の支援に2700万円。

地域おこし協力隊の制度を活用しながら漆かきの職人を育成する事業に、1470万円を盛り込みました。

また、若い世代が希望を持って結婚や出産、子育てできる環境を整備するとして、不妊治療費の助成に750万円。

小学校に入学する児童に学用品を配布する費用に、460万円を盛り込みました。

二戸市の藤原淳市長は「コロナ禍や物価高騰など厳しい状況の中、一歩一歩、まちづくりを進めながらあすにつなげるための予算編成とした」と話しています。

二戸市の新年度当初予算案は、今月27日から始まる定例市議会に提出されます。