西和賀町と北上署 情報共有で交通事故防止の協定締結 県内初
飲酒を繰り返したり持病などの影響で車の運転に支障が出たりするドライバーについて、警察と行政が情報を共有し、注意を呼びかけながら交通事故の防止に努めようという県内では初めての協定を西和賀町と北上警察署が結びました。
3日は北上警察署で、協定の締結式が行われ、西和賀町の内記和彦町長と北上警察署の岩渕克彦署長、それに西和賀町の社会福祉協議会が協定書を交わしました。
この協定では町内に飲酒を繰り返したり持病などの影響で車の運転に支障が出たりするドライバーがいる場合、町と警察などが情報を共有して運転に注意するよう呼びかけを行うなどします。
町や警察によりますと交通事故を防ごうとこうした情報の共有についての協定が結ばれたのは県内では初めてだということです。
西和賀町の内記町長は「交通手段として車の利用が必要な地域なので、住民生活のうえで大事な交通安全に対する取り組みを強化する機会になれば」と話していました。
北上警察署の浅野渉交通課長は「これからはそれぞれの機関の専門的知見で協力しあって交通弱者の安全を守っていきたいです」と話していました。