児童が食べ物を味わって食べることの大切さ学ぶ 滝沢市

子どもたちに食べ物を味わって食べることの大切さを学んでもらおうという特別授業が、滝沢市の小学校で行われました。

特別授業には滝沢市立一本木小学校の6年生23人が参加し、盛岡市内のホテルで料理長をつとめる狩野美紀雄さんが講師を務めました。

30日は、はじめに味には基本的に「しょっぱい」、「酸っぱい」、「甘い」、「苦い」、「うまい」の5種類があることが説明されたあと、子どもたちが地元の食材を使った食べ物を試食しました。

子どもたちは、ニンジンのピクルスの酸味や、ふかしたサツマイモの甘み、それに、芽キャベツの一種のプチヴェールという野菜の苦みなど5つの味を体感していました。

また、30日は、食べ物を味わう際には、味覚以外の視覚や嗅覚も大きく影響していることを知ってもらおうと、子どもたちが鼻をつまんでにおいがわからない状態でグミを食べ、味わいが全く変わることも体験しました。

授業を受けた児童は「ふだん、両親が色々な味の組み合わせを考えて料理しているということがわかりました。今度、自分で料理を作る時に、学んだことを参考にしたいと思います」と話していました。