災害時のドローン活用実験 撮影した写真で地図作成 岩泉町

ドローンで空中から撮影した写真を使って地図を作成するための実証実験が、19日、岩泉町で行われました。

実証実験は、県のドローン導入促進事業のモデル地区に選ばれている岩泉町で行われ、町の職員によるドローンの操縦チーム「ブルードラゴン隊」のメンバーが参加しました。

参加者たちは、ドローンスクールの講師から自動操縦で空中写真を撮影するためのルートの設定方法などについて説明を受けたあと、実際に屋外で実験にのぞみました。

ドローンはルートや飛行時間撮影する写真の枚数などをあらかじめ設定すると自動で飛んでいき、設定したとおりに写真を撮影して戻ってきます。

ただ写真の向きをそろえるためには、常にドローンの機首が同じ方角を向くよう設定することがポイントだということで、参加者たちは、講師の説明を聞きながら設定を確認していました。

岩泉町では今回の実験を生かし、今後ドローンで撮影した写真を使って距離や面積が正確にわかる地図の作成を検討したいとしています。

県のドローン導入促進事業に協力している岩手県立大学総合政策学部の杉安和也講師は「次の災害に備えドローンなどの新しいツールを活用してほしい」と話していました。