盛岡城跡の石垣の修復工事が再開 冬の間中断

美しい石垣で知られ、国の史跡にも指定されている盛岡城跡で、冬の間、中断していた石垣の修復工事が再開されました。

盛岡城は東北地方では珍しい石垣が築かれた城で、美しい石垣が今も残り、国の史跡に指定されています。

ただ、城の北西に位置する「三ノ丸石垣」では一部が外側にせり出し、安全性に懸念が指摘されていたことから、昨年度から市が積み直しの工事を始め、冬の間は中断していました。

5日は工事の再開にあたって石垣の前で神事が行われ、市の職員や建設会社の作業員などおよそ30人が工事の安全や成功を祈願しました。

そして石にワイヤーをかけ、一つずつクレーンでつり上げて取り外していました。

盛岡市によりますと、この部分の石垣は高さ8メートル、幅が34メートルあり、使われている石343個のうち、207個をすでに解体し、残りの136個を今年度中に解体する予定です。

そして、石垣がゆがんだ原因を調査するなどしたあと、2年後までに石を元の位置に積み直す予定です。

盛岡市公園みどり課の佐々木亮二文化財主査は「盛岡城の石垣は貴重な文化財ですので、かつて石垣を築いた方たちのように私たちも300年以上、もつように工事を進めていきたいです」と話していました。