日向市の山林火災ほぼ消える 9ヘクタール焼けけが人なし

日向市東郷町で14日から続いていた山林火災は、16日午後、ほぼ消し止められました。
9ヘクタールほどが焼けましたが、けが人はいないということです。

火事は14日昼前、日向市東郷町迫野内の山林で発生しました。

宮崎、大分、熊本各県の防災ヘリコプターに、15日からは陸上自衛隊のヘリコプターも加わって空から消火活動を続けた結果、通報から2日余りたった16日午後2時半前にほぼ消し止められました。

ヘリコプターはすぐそばのダム湖から水をくんで放水を繰り返し、県や消防によりますとその回数は合わせて139回に達し、投下した水の量は300トンほどになったということです。

日向市によりますと山の斜面9ヘクタールほどが焼けたとみられますが、現場周辺に民家はなく、けがをした人はいませんでした。

警察によりますと現場付近では火事が起こる直前に、蜂の巣箱の害虫駆除などのためにガスバーナーが使用されていたということで、警察と消防が詳しい火事の原因を調べています。