台風14号で住民の救助などにあたった国富町消防団表彰

去年9月の台風14号で浸水被害が起きた国富町で、取り残された住民の救助にあたるなどしたとして、地元の消防団が国から表彰されました。

表彰を受けたのは「国富町消防団」で、16日、団長の谷山繁則さんに宮崎河川国道事務所の松村知樹所長から表彰状が手渡されました。

国富町消防団は、去年9月の台風14号で大規模な浸水被害が出た際、300人あまりの団員が、増水した大淀川から支流の本庄川に逆流しないよう水門を閉めたり、地域を巡回して住民を避難所へ誘導したりしたほか、取り残された住民をボートを使って救助したことなどが評価されました。

今回、九州・沖縄で5つの団体が表彰されていて、県内では国富町消防団のほか綾町消防団、木城町消防団、延岡市消防団が選ばれました。

谷山さんは、「消防団として当たり前の活動でしたが表彰していただきありがたいですし、団員みんなで喜びたい。今後も、災害はいつ起きるかわからないということを前提に備えを万全にして、町民を守っていきたい」と話していました。