三股町とNTT西日本 大規模災害時の通信障害の復旧連携協定

三股町とNTT西日本は大規模な災害で通信障害が起きた場合に設備をいち早く復旧させるための協定を結びました。

町役場で行われた協定の締結式には、三股町の木佐貫町長とNTT西日本宮崎支店の※クワ畑秀哉支店長が出席し協定書に調印しました。

協定では、大規模な災害で通信障害が起きた場合に復旧作業の拠点となる場所の確保や、作業の妨げになる倒木の撤去などに協力して当たるとしています。

NTT西日本では、同様の協定の締結を昨年度から進めていて、宮崎県をはじめ小林市や西都市など15の自治体と協定を結んでいます。

NTT西日本によりますと去年9月の台風14号の際には、倒木などによる通信ケーブルの切断が相次ぎ、協定を結んでいた自治体からの道路の通行止めなどの情報が迅速な復旧作業に役立ったということです。

木佐貫町長は「通信は町民の心の安全にとって非常に重要なものだ。今回の協定が、安心安全につながるものと期待している」と話していました。

また※クワ畑支店長は「宮崎県は地域ごとに特性が異なり、情報がある市町村との連携が非常に重要だと考えている。すべての自治体との締結を一刻も早く実現したい」と話していました。

※クワ畑のクワは、「十」の下に草冠、その下に「木」