「エンクロス」の市民サポート継続請願 延岡市議会で採択

JR延岡駅前の複合施設「エンクロス」の運営をめぐって、現在、行っている市民活動のサポート業務を来年度以降も続けるよう求める請願が市議会の常任委員会で採択されました。

4年前にオープンした「エンクロス」は絵本の読み聞かせなど各種の活動を行う人からの相談に専門のスタッフが応じる態勢を整え、市民活動の拠点となっています。

今年度で現在の指定管理者の契約期間が終わるのに合わせ、市は来年度以降はこうしたサポートを指定管理者の業務から外し、年間およそ1億円の指定管理料を2割削減する方針を示しています。

請願は市民団体や周辺の商店街が現在行っているサポート業務を続けるよう求めて提出していたもので、27日開かれた延岡市議会の常任委員会で賛成多数で採択されました。

エンクロスの指定管理料をめぐっては、読谷山洋司市長が就任当初から市の財政負担が大きすぎると訴え、最初の5年を「実証実験の期間」と位置づけて費用対効果を検証するとしていました。

これについて読谷山市長は「エンクロスでは一定のにぎわいが創出されているものの、駅周辺の商店街や中心市街地には波及していない」として、指定管理料を減額した分を中心市街地の活性化に投入するとしています。

請願は来月の本会議に諮られる予定で、市は「市民や議会には今後も丁寧に市の方針を説明していきたい」としています。