いちごの本格的な出荷始まる 常陸大宮市

茨城県常陸大宮市でいちごの本格的な出荷が始まり、農家では収穫などの作業に追われています。

常陸大宮市ではおよそ10軒の農家でいちごの栽培が行われ、この時期、クリスマスや贈答用のいちごの出荷作業に追われています。
このうち、石井拓真さんのおよそ15アールの農業用ハウスでは「いばらキッス」と「エンジェルエイト」という2つの品種のいちごを栽培しています。
19日は「いばらキッス」の収穫作業が行われ、石井さんは家族や従業員とともに赤く色づいたいちごを一つずつ丁寧に摘み取っていきました。
そして、大きさや重さごとにパックや箱につめていき出荷の準備を行っていました。
石井さんは現在24歳で、いちご農家を志して市内の農家のもとで2年間栽培技術を学んだあと、去年から独り立ちして出荷を始めたということです。
ことしは去年よりも1週間ほど早く収穫ができ、色つきや味の良いいちごに仕上がったということです。
石井さんは「去年よりも収穫量を増やしてより多くの人に食べてもらえるように頑張っていきます。いちごを食べて明るい気持ちになってほしいです」と話していました。
常陸大宮市のいちごの出荷は5月ごろまで行われ、市内の道の駅や直売所に出荷されるということです。