茨城海上保安部が大型フェリーの安全指導・点検 大洗町
帰省や旅行でフェリーなどの利用者が多くなる年末年始を前に、茨城海上保安部が大洗町の港で大型フェリーの安全指導や点検を行いました。
茨城海上保安部では船の事故などに備え、毎年この時期にフェリーの点検などを行っています。
12日は大洗町の港で、北海道の苫小牧港との間を結ぶフェリーに、海上保安官およそ20人が乗り込み、船内の共用スペースに備え付けられた救命胴衣の不足や有効期限切れがないかのほか、甲板の救命ボートが正しく設置されているかなどを確かめました。
また、テロ対策として客室のごみ箱の中やマットレスの下に不審物がないか確認していました。
フェリーを運航する商船三井フェリーによりますと、年末年始の大洗と苫小牧を結ぶ便の予約は満室の日もあるなど、新型コロナウイルス感染拡大前の需要に戻りつつあるということです。
茨城海上保安部の森本和博部長は「年末年始は多くの人が移動するので船舶で事故や事件が起きれば大きな影響を受けてしまう。運航会社には安全な運航を心がけてほしい」と話していました。