大洗町沖でプレジャーボート転覆 男性2人搬送も1人死亡
30日午後1時半ごろ、茨城県大洗町の沖合でプレジャーボートが転覆しているのが見つかり、近くの海上に浮いていた男性2人が救助されて病院に搬送されましたが、男性1人が死亡しました。
30日午後1時半ごろ、大洗町にある海岸線からおよそ400メートルの海上で船が転覆しているのを近くの水族館の職員が見つけました。
通報を受けた茨城海上保安部が巡視艇などを現場に向かわせたところ、長さおよそ7メートルのプレジャーボートが転覆し、近くで60歳と49歳の男性あわせて2人が浮いているのを見つけました。
海上保安部が2人を救助して病院に搬送しましたが、このうち60歳の男性の死亡が確認されました。
一方、49歳の男性は低体温症で入院しましたが、命に別状はないということです。
水戸市によりますと、2人は市役所の職員だということで、このうち49歳の男性は、海上保安部の調べに対し、2人でプレジャーボートに乗って釣りをしていたところ、横波を受けて転覆し、海上に投げ出されたと話しているということです。
また、2人とも救命胴衣を着用していましたが、49歳の男性は救命胴衣は自動で膨張せず、転覆後、付近を探したところ、ボートの下に意識のない60歳の男性を見つけたと話しているということです。
茨城海上保安部によりますと、当時はうねりを伴う2メートルの高波だったということで、この時間帯、波浪注意報が出されていました。