津波想定し住民救助訓練 隠岐の島町

「津波防災の日」の5日、過去に津波による被害を経験している隠岐の島町で、津波が起きたことを想定した住民の救助訓練が行われました。

訓練は、いまは使われていない旧隠岐の島町役場の4階建ての建物を使って行われ、警察官あわせて20人が参加し、地元の子どもたちなど30人ほどが訓練の様子を見学しました。
訓練は、新潟県佐渡島の沖合でマグニチュード8の地震が起きて、隠岐の島町に大きな津波が来たという想定で行われ、警察官は建物の外階段の入り口をふさいでいる流木などをチェーンソーで切ってから階段をあがり、けが人を見つけると担架に乗せて救助していきました。
また、屋上にドローンを飛ばしてけが人を見つけると警察官が駆けつけて担架に乗せ、ロープで慎重に地上に下ろしていきました。
隠岐地域では昭和58年に秋田県沖で起きた日本海中部地震や平成5年の北海道南西沖地震による津波で、漁船が転覆したり住宅が浸水したりするなど大きな被害を受けました。
隠岐の島警察署の落部智之警備課長は「装備資機材の使い方や要救助者の助け方を確認することができたので、今後も訓練を繰り返したい」と話していました。
見学に来た男性は「日頃の訓練が大事だということがよくわかった」と話していました。