竹島問題を考えるきっかけに 隠岐の島町にビャクシン寄贈
竹島問題を考えるきっかけにしてもらおうと、かつて水産物の貿易で交流が盛んだった竹島周辺にある島から持ち帰ったとされる木、ビャクシンが隠岐の島町に寄贈されました。
27日は隠岐の島町役場で関係者ら15人が出席して式典が開かれました。
この中で隠岐の島町の池田高世偉町長は、「ビャクシンが竹島問題を考えるきっかけとなり、町民の安心につながるよう啓発活動に取り組んでいきたい」とあいさつをしていました。
隠岐の島町によりますと寄贈されたビャクシンは、およそ120年前に隠岐の島町の海運業者が、水産物の貿易で交流が盛んだった竹島の北西およそ90キロのウルルン島(鬱陵島)から持ち帰ったとされ、隠岐の島町に住む藤野常夫さんが取り木して役場に寄贈したということです。
藤野常夫さんは、「取り木したビャクシンを竹島問題の啓発のために隠岐の島町役場に寄贈しました」と話していました。