隠岐の島町で竹島問題を考えるバスツアー

韓国との間に領土問題を抱える竹島がある隠岐の島町で、竹島にゆかりのある場所をバスでめぐるツアーが行われました。

このツアーは、竹島問題について関心を高めてもらおうと隠岐の島町が行ったもので、町民20人あまりが参加しました。
参加者はバスに乗って福浦地区にある港を訪れ、かつて隠岐の漁業者が、竹島周辺で漁を行う際に航海の安全を祈った神社がある島を対岸から見学しました。
このあと参加者は「竹島資料収集施設」を訪問し、明治38年に島根県に編入される前の竹島で、日本人によるアシカ猟が行われていた記録があることなど、日本と竹島の関係について説明を受け、領土問題について考えていました。
参加した女性は、「竹島問題について知らないことばかりだったのでもっと真剣に考えなくてはいけないと、思いを新たにした」と話していました。
ツアーを企画した隠岐の島町竹島対策室の齋藤和幸室長は「竹島問題への町民の関心を高めていくため、活動を進めていきたい」と話していました。