後鳥羽上皇のご神霊 みこしで町内めぐる 海士町

後鳥羽上皇が隠岐に流されて800年が過ぎたのにあわせ、海士町で、上皇のご神霊をのせたみこしを担ぎ、町内を練り歩く行事が行われました。

後鳥羽上皇は、鎌倉時代の1221年、承久の乱に敗れて隠岐に流され、海士町でも各所で上皇にまつわる伝承が語り継がれています。
隠岐に流されてから800年が過ぎたのにあわせ、10日海士町では記念の行事が行われ、後鳥羽上皇をまつる隠岐神社で神事がとり行われたあと、上皇のご神霊をのせたみこしが出発しました。
地元の人たちは、みこしを引っ張ったり担いだりしながら、太鼓の音や勇ましいかけ声を響かせて町内を練り歩きました。
そして、みこしが島の周りを1周するために船に乗せられると、多くの人たちが出発を見送っていました。
見物に訪れた人たちからは、「初めて行事を見ることができて感動した」とか、「民謡を歌う方々の声がとてもすてきだった」などという声が聞かれました。