原発防災訓練は広域避難重点に

今月下旬に行われる島根原子力発電所の重大事故を想定した防災訓練で、初めて行われる広島県や岡山県への「広域避難」の手順など、訓練の具体的な内容が決まりました。
島根県や鳥取県などは島根原発の重大事故を想定した防災訓練を毎年行っていて、12日、松江市に関係者が集まり訓練の具体的な内容を決定しました。
この中で、原発から30キロ圏内の松江市民を広島県や岡山県に避難させる「広域避難」の訓練や、地震と原子力災害が同時に起こる「複合災害」への対応訓練を重点項目にすることを申し合わせました。
いずれも島根原発の防災訓練で行われるのは初めてです。
このうち広域避難訓練では、松江市の忌部地区の住民が広島県神石高原町へ、松江市の竹矢地区の住民が岡山県笠岡市へそれぞれバスで避難します。
また、複合災害への対応訓練では島根県東部で震度6強の揺れを観測する地震が起きたという想定で、関係機関と連絡体制の確認などを行います。
これに加えて、住民が避難する際に放射性物質が付着していないかを調べる「スクリーニング」の検査場が、地震によって使えなくなったとして、別の場所で行う訓練も行われます。
訓練は、今月26日と30日の2日間行われ、およそ4000人が参加する見通しです。