関東甲信は記録的な大雨 川の増水や土砂災害など十分注意

台風や前線の影響で、関東甲信では2日から3日朝にかけて激しい雨が降り続き、各地で記録的な大雨となりました。
各地で地盤の緩んだ状態が続き、3日夜遅くにかけて川の増水や土砂災害などに十分注意が必要です。

気象庁によりますと、台風2号は3日午後3時に伊豆諸島近海で温帯低気圧に変わりました。
台風2号からの湿った空気が梅雨前線に流れ込んだ影響で、関東甲信は2日から3日朝にかけて各地で激しい雨が降り続きました。
24時間の雨量は、長野県の飯田市南信濃で273.5ミリ、埼玉県越谷市で260.5ミリ茨城県土浦市で261.5ミリと、観測史上、最も多くなりました。
また、東京の都心でも午前8時すぎまでの24時間の雨量が218ミリに達し、6月として最も多くなりました。
記録的な大雨で地盤が緩んだり川の水位が高くなったりしている地域もあり、気象庁は3日夜遅くにかけて川の増水や土砂災害に十分注意するよう呼びかけています。
また、台風2号から変わった温帯低気圧の影響で、関東や伊豆諸島では4日も波の高い状態が続く見込みで、気象庁は高波に注意するよう呼びかけています。
一方、4日は晴れて各地で夏日が予想され、関東北部では真夏日となるところもある見込みで、熱中症にも注意が必要です。