玉村町でカラスが鳥インフルの陽性反応 県は野鳥の監視強化
玉村町で19日、複数のカラスが死んでいるのが見つかり、簡易検査の結果、鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されました。
群馬県は、この死がいの発見場所から半径10キロ圏内を対象に野鳥の監視を強化しています。
県によりますと、玉村町で19日、ハシブトガラス8羽が死んでいるのが見つかりました。
県の林業試験場が簡易検査を行ったところ、このうちの1羽からA型の鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されたということです。
ほかの7羽は陰性だったものの、現在、国の研究機関が遺伝子検査を行っています。
これを受けて、環境省は死がいの発見場所から半径10キロ圏内を「野鳥監視重点区域」に指定しました。
このため県はこの区域内にある渡り鳥の飛来地で死んだ野鳥の有無を調査するなど、野鳥の監視を強化しています。
県内では、先月31日にも館林市で見つかった野生のオオハクチョウから、高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたほか、前橋市内の養鶏場2か所でも鳥インフルエンザが発生していて、県が警戒を続けていました。