綾部市の由良川で子どもたちが自分たちで育てたサケの稚魚放流

京都府北部を流れる由良川で、地元の子どもたちが自分たちで育てたサケの稚魚を放流しました。

稚魚の放流は、毎年、秋にサケが遡上する由良川の自然を守ろうと、綾部市、福知山市、それに舞鶴市の市民で作るグループが毎年行っているもので、綾部市の由良川河川敷におよそ200人が集まりました。
活動に賛同する個人や学校、事業所に、ことし1月に卵が配布され、それぞれ育ててきたということで、今では、体長およそ5センチに育っています。
19日は、およそ3万匹の稚魚が用意されたということで、実行委員会の佐々木幹夫会長が「稚魚がまた元気に由良川に戻ってくるよう願って放流しましょう」とあいさつした後、子どもたちは、バケツを使って稚魚を由良川の水になじませ、次々に放流していました。
放流に参加した小学2年生の女の子は「大きくなって、また由良川に帰ってきてほしい」と話していました。