綾部市の神社 みょうがの育ち具合で稲作占う「茗荷祭」
みょうがの育ち具合から、その年の稲作を占う伝統行事「茗荷(みょうが)祭」が、綾部市の神社で行われました。
「茗荷祭」は、綾部市金河内町の阿須々岐神社に伝わる神事で、毎年2月3日に行われています。
神社では、境内の湧き水が流れ込む田んぼでみょうがを育てていて、田んぼには稲を植える時期を示す早稲(わせ)、中稲(なかて)、晩稲(おくて)という区画が設けられています。
3日は、高げたを履いた宮司が田んぼに入り、それぞれの区画から1本ずつみょうがの新芽を鎌で刈り取りました。
そして、神前に供えて育ち具合を比べた結果、早稲の区画のみょうががもっとも育ちがよく、ことしは、早く植えた稲で豊作が期待できるということです。
農家の70代の女性は、「早稲のみょうががいちばんよく伸びていたので早稲がよいのだとわかりました。最近は気象条件が難しいので何ともいえませんが参考にしたいです」と話していました。