京都府 育児と介護のダブルケアへのサポート 体制強化検討

子どもの育児と高齢者などの介護を同時に行っているひとり親家庭が、京都府内では少なくとも243世帯に上ることが府の調査で分かりました。
中には周囲の助けがなく、仕事を辞めざるをえなくなったと答える親もいて、府はサポート体制の強化を検討することにしています。

子どもを育てながら、同時に親などの介護も行う「ダブルケア」は晩婚化などを背景に増えていると指摘されていて、内閣府が行った調査では2016年の時点で全国で25万人余りに上ると推計されています。
京都府ではことし1月から3月にかけて、20歳以下の子どもを育てるひとり親家庭に限定して実態調査を行い府内の6556世帯のうち、2224世帯から回答を得ました。
それによりますと、育児と介護のダブルケアを行っていると回答したのは、1割余りにあたる243世帯に上りました。
このうち52世帯は「周囲の手助けがない」と答え、対応のために、「労働時間を減らした」とか「仕事を離職した」と答えたひとり親家庭も延べ39世帯いたということです。
京都府では、調査結果を踏まえ、市町村などと連携して、子どもの預かりや家事支援を行う支援員の派遣制度を周知するなどした上で、ダブルケアへのサポート体制の強化を検討することにしています。
府は、「調査で明らかになった厳しい状況を踏まえ、コロナ禍で孤立を招くことがないよう、支援していきたい」としています。