木津川でボートを使った消防の水難救助訓練 笠置町

川で水の事故が起きた場合に備えて、ボートを使った消防の救助訓練が笠置町で行われました。

この訓練は、夏の行楽シーズンを前に毎年この時期に行われていて、笠置町を流れる木津川には地元の消防組合の消防隊員など16人が集まりました。
訓練は川で溺れている人がいるという想定で行われ、はじめに隊員たちはグループに分かれてボートに乗り込みエンジンが正常に作動するかなどを確認したあと救助に向かいました。
このあと、長さ4メートルほどの棒を使って水中に溺れている人がいないかどうか確かめたほか、エンジンがとまった際にも対応できるようオールでボートをこぐ訓練も行われました。
30日、訓練が行われた木津川の現場は近くにキャンプ場などがあり、夏場は川遊びを楽しむ人が多いということで、消防は水難事故に十分注意するよう呼びかけています。
相楽中部消防組合消防本部の岩井洋二 消防署長は「川には流れが急なところがあるので、特に小さい子どもからは目を離さないようするなど安全には十分気をつけてほしい」と話していました。