航路標識の監視 72年間続けた上天草市の男性に感謝状

船舶の航行の安全を守る「航路標識」の監視を72年間にわたってボランティアで続けてきた熊本県上天草市の男性に、27日、海上保安庁から感謝状が贈られました。

感謝状を贈られたのは、熊本県上天草市大矢野町の小幡保さん(95)です。

小幡さんは、昭和25年から大矢野町の沖合、「満越ノ瀬戸」に浮かぶ「灯浮標」と呼ばれるブイが正常に点灯しているかを目視で監視する活動をボランティアで始めました。

昭和53年からは近くにある別のブイの監視も続けてきましたが今月末で引退することになりました。

27日、地元の公民館で熊本海上保安部の小野純部長から小幡さんに感謝状が手渡されました。

熊本海上保安部によりますと、72年間にわたって航路標識の監視を続けてきたのは日本で一番長いということです。

小幡さんは、「家族や地域のみなさんの応援もあり、72年間続けてやれて幸せだと思います」と話していました。

小野部長は、「熊本管内には灯台などの航路標識が147基ありますが、小幡さんのような協力なしには維持管理はできず、敬意を表したいと思います」と話していました。

小幡さんの活動は今後、地元の住民が引き継ぐということです。