豪雨で被災 人吉市青井地区の区画整理で県が地権者に説明
2年7か月前の豪雨で被害を受けた人吉市の青井地区で計画されている区画整理事業について、事業主体の県は22日、地権者に対して具体的な事業内容を説明しました。
この区画整理事業は豪雨で被害を受けた人吉市の青井地区のおよそ5.2ヘクタールについて、防災対策として道路の拡幅や宅地の造成などを行うものです。
22日は具体的な事業内容についての説明会が開かれ、地権者や県の関係者などおよそ40人が出席しました。
この中では、県から区画整理事業が行われる令和10年度末まで、事業区域内に建物をつくる場合には許可が必要なことなどが説明されました。
県によりますと、地権者に新たな土地を振り分ける仮換地指定の手続きを来年度末から始め、令和8年度末までに宅地の引き渡し完了を目指すということです。
説明会の後、出席者からは「事業については十分に理解している」という意見の一方、「住民の意思が反映されていないような気がする」とか「自宅の補償がどうなるのか心配している」などの声が聞かれました。