特養ホーム職員が入居者に暴言 和水町が停職3か月の懲戒処分
和水町が運営する特別養護老人ホームの40代の介護職員が入居者2人に暴言を吐くなどの虐待行為をしたとして、町は31日、この職員を停職3か月の懲戒処分としました。
懲戒処分を受けたのは、和水町が運営する特別養護老人ホーム「きくすい荘」で介護を担当していた40代の男性職員です。
町によりますと、この職員はことし3月下旬、寝つけない認知症の入居者2人に威圧するような暴言を吐いたほか、肩を強引に引き寄せてベッドに横たわらせるなどの虐待行為を行ったということです。
職員は、寝つけない入居者に対しいらだちや怒りの感情を抑えきれなかったなどと説明しているということで、町は、31日付けでこの職員を停職3か月の懲戒処分としました。
このほか和水町では、学校教育課の20代の男性職員が補助金の事務手続きを怠っていたなどとして停職2か月の懲戒処分となり、31日、依願退職したということです。
和水町の石原佳幸町長は「2度と起きないよう、再発防止策と指導を徹底します」とコメントしています。